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2026/06/17

農薬・化学肥料を増やさず、1.44倍の成長促進と過酷な環境を生き抜く生産体制を実証

#アグリフード

#農業

気候変動による作物の不作や、農薬・化学肥料への過度な依存による環境負荷。TENKODOは、外部電源を一切必要とせず、自然界のエネルギーを電子へと変換して土壌へ直接供給する「起電素材(カミナリスティック)」を開発し、東京農業大学をはじめとする学術機関や生産現場との共同研究・実証試験を進めてきました。化学資材を増やすことなく植物本来の生命力を引き出し 、成長促進と過酷な気象条件下での安定生産を可能にする革新的なアプローチを確立しました。

環境変動と化学資材依存がもたらす農業の課題

現在の農業生産現場では、生産性の維持と環境への配慮の間で、様々な課題に直面しています。

  • 気候変動による不作と生産の不安定化:猛暑や極寒、積雪といった過酷な気象環境の多発により、作物の枯死や凋落、成育不良が引き起こされ、安定した収穫量を確保することが難しくなっています。

  • 化学資材への依存リスク:収穫量を高めるために農薬や化学肥料などの化学資材を増やし続けることは、土壌環境の劣化や生産コストの増加を招き、持続可能な農業経営を圧迫する要因となっています。

自然エネルギーを電子に換える「起電資材」のアプローチ

私たちは、最先端の素材科学と自然界の調和の仕組みを掛け合わせ、土壌の環境を作物の根圏から整える起電素材を活用したアプローチを行いました。

  • 自然エネルギーをトリガーにした電子供給:風や雨、地面の微細な振動、温度変化といった自然界の未利用エネルギーを、素材内部で効率的に電子へと変換します。

  • 根圏への直接的なアプローチ:電源や充電を一切使わずに、土壌に刺す・敷くだけで持続的な電場を形成。作物の根圏へ直接電子を届け続けることで、外部からの過度な資材に頼ることなく、植物本来の成育ポテンシャルを解放します。

起電素材(カミナリスティック)

共同研究と各地の実証で確認された成育・耐性効果

東京農業大学での厳密な成育試験を軸に、各地の生産現場における実証実験を通じて、植物の成長および環境耐性における確かな成果が実証されました。

1. 化学肥料なしで「1.44倍の成長促進」を実証(東京農業大学 共同研究)

東京農業大学農学部との共同研究において、起電素材がダイコンやホウレンソウ、キュウリの生育に及ぼす影響を設置場所や距離、形状別に検証しました。

  • 大幅な重量増加:ダイコンの成育試験において、成長スピードの向上とともに、通常の無処理区(ブランク)の重量が320gであったのに対し、電子供給素材を設置した区画のダイコンは500gへと大幅に重量が増加し、1.44倍の成長促進効果を実証しました 。

(左)ブランク:約320g(右)電子供給素材:約500g

2. 不作環境下における「1mから4mへの飛躍的成長」(岡山県モリンガ実証試験)

周囲の作物が約1m程度しか育たないという、成育条件の厳しい劣悪な環境下において、スティック型の電子供給材を設置した実証試験を行いました。

  • 収穫量の最大化:他の区画が不作に苦しむ中、電子供給材を設置した区画のモリンガのみが4mに達する圧倒的な成長を遂げ、厳しい土地環境であっても作物の生産ポテンシャルを最大限に引き出せることを証明しました。

モリンガと起電素材

3. 過酷な気候下における「安定生産能力」の獲得(気候変動耐性試験)

暑すぎたり寒すぎたりする環境では野菜の成育が停滞するというこれまでの常識に対し、過酷な気象下での育成状況を検証しました。

  • 細胞の劣化と枯死の抑制:寒冷地や積雪下におけるレタス等の育成において、通常であれば寒さで萎れてしまう環境下でも、素材から供給される電子の働きにより作物の細胞劣化を抑制。枯死や凋落を防ぎ、気候変動に左右されずに安定して生産・収穫を継続できる環境耐性を実証しました。

持続可能で高効率な農業インフラへ

本プロジェクトを通じて得られた強固な実証データは、etell earth® 技術が過度な化学資材に頼らない、高効率で持続可能な農業経営を強力に支援できることを示しています。
今後は、土に刺すだけで何度でも再利用できるスティックタイプをはじめ、各種マルチ資材、ネット、農業用ハウスのコーティング建材、さらには水耕栽培における水環境の改質資材などへと応用を拡大。気候変動に強いタフな生産体制と、食べて元気になる安全な食の安定供給を目指し、国内外の農業生産法人や資材メーカーとの社会実装を加速させてまいります。

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